仕事から帰ってくるたびに、リビングが戦場になっていた。
恐竜のおもちゃが床に大量放置。夫も私も毎日踏みつけては「あいたっ!」と叫ぶ。娘は脱いだ靴下や上着をその場に置いたまま。鉛筆や消しゴムも床を転がっている。
リビングだけじゃない。キッチンに、階段の途中に。家全体がいつの間にか物で埋まっていた。
「片付けなさい!」では何も変わらなかった
声をかければ、息子は一応動き出す。でも片付けているはずなのに、いつの間にか別のおもちゃで遊び始めている。
あれは何なんだろう。片付けながら目についたおもちゃの引力が強すぎるのか。
何度言っても同じことが繰り返される。怒る私も疲れるし、怒られる子どもも疲れる。誰も得をしていなかった。
決めたのは「棚1つ分だけ」というルール
考えた末にたどり着いたのが、シンプルな仕組み。
リビングに、子ども1人につき棚を1つ置く。その棚に入る分だけ、リビングに持ち込んでいい。
それ以上は各自の部屋へ。ルールはそれだけ。「どこに何をしまうか」を細かく決めるより、「この棚に入るもの以外はNG」の方が子どもにも分かりやすかった。
もう一つ追加したルール
最近、自由時間にゲームやYouTubeを見ることが多くなってきた。
そこで、「床リセットが終わらないとゲームもYouTubeも見られない」というルールを追加した。学校に行く前も同じ。家を出る前に片付けタイムを作った。
「やらないといけない理由」が生まれたら、動き方が変わった。
ちなみに息子の棚は扉が壊れた
「棚に入る分だけ持ち込んでいい」というルールにした…はずなのに、息子の棚は扉が壊れた。
おもちゃがパンパンで無理やり閉めたら、金属の留め具が折れた。
ルールを作っても、子どもは子ども。完璧にはいかない。
60点ポイント:扉を閉めれば一見きれい、でいい
正直に言うと、棚の中は投げ込んでいるだけ。きれいに整頓されているわけじゃない。
でも扉を閉めれば、リビングは一見きれいに見える。


完璧に片付いた部屋より、「なんとかリセットできる状態」を毎日続ける方が現実的だから。60点の片付けで、今日も家が回っている。
扉が壊れたままだけど、閉まりさえすればいいのでとりあえず修理していない。これが60点のリアルだと思っている。

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